今回のハウスクリーニングは千葉のとあるお宅にてユニットバスのお掃除を依頼されました。
3点ユニットバスです。
お風呂にトイレと洗面ボウルがついてワンユニットになっているものです。
臭いがけっこうします。
写真では黒っぽく見えるかもしれませんが、ほとんど茶色です。
下のほうは、ほとんどカビではなくトイレからの飛び散りだと思われます。
こうなってしまうと、残念ながら完全には汚れは落とせません。
汚れは落ちているのですが、色素が素材に沈着してしまっているんですね。
色素を抜く方法がいくつかあるのですが、あまり効果がありませんでした。
お食事中の方は見ないほうがいいかもしれません。
一番目立ち、表面にあると思われる、尿の成分を最初に洗剤で溶かします。傷がつかないパッドで洗剤を汚れになじませるようにすると自然と汚れは分解されていきます。そうすると、白い石鹸カスや水垢が出てきました。これも洗剤を浸透させ、傷のつかないパットで優しく洗浄。どうしても抜けない色素はカビでした。あまり使いたくはないのですが、次亜塩素酸ナトリウムをエコ洗剤に添加し刺激臭を押さえたうえで、沈着した色素を抜いてあげました。


ホースの色素は完全にはとれませんでした。
まだ、技術が足りないのか?どうしようもないのか?
研究の余地がありますね。
汚れに伴う沈着した色素を抜くのは、カビキラーのような次亜塩素酸ナトリウムだけではありません。もっと体に優しく素材にもやさしいものはいくつか存在します。過炭酸ナトリウムもそのひとつですね。酸素系漂白剤として売っている場合もあります。薬局に売っていますね。浴槽の下のヌメリが乾燥して固くなったものもスルッと溶かしてくれます。エプロン内の掃除には欠かせません。60度くらいのお湯で説明書の量に従って溶かしてあげると良く作用します。次亜塩素酸のようなきついにおいもなく、おだやかに漂白、殺菌してくれます。
最近では洗濯機の洗浄にも使われていますね。洗濯機の洗浄は、個人的には塩素系漂白剤よりも過炭酸ナトリウムのほうが効果が感じられます。
においがほとんどないので体が楽です。過炭酸ナトリウムは水に溶かすと炭酸ソーダと過酸化水素に解離します。この過酸化水素が漂白作用をもちます。さらにこの過酸化水素は勝手に水と酸素に分解されます。すばらしいエコ洗剤と言えますが、手袋は必ずしましょう。弱アルカリ性ですので、手のたんぱく質が分解され手がぬるぬるします。
分割して撮ってみました。
まず洗面ボール下から床にかけて


きれいになりました。
きれいにすると、写真のピントが合いづらくなります。
コントラスト(明暗)がはっきりしないので、カメラのピントが自動でうまく合わなくなるんですね。
汚れていると、白黒がはっきりするのでそこに焦点を合わせてくれるのが、オートフォーカスです。奥の排水口に一旦ピントを合わせてやると良かったのですが、今後気をつけます。
便器はキッチンペーパーのような少ししっかりした紙で、洗剤による湿布をしてきれいになりました。


天井と換気扇回り
換気扇は、カバーを外しホコリ取りをしています。
天井の汚れはほとんどカビでした。

こちらは扉の内側
黒く見えますが、こげ茶色でした。トイレの飛び散りとカビでした。
下の通気口は真っ黒いホコリでぎっしりでした。これでは換気ができません。
換気扇を回しても床に風が回らなくなるので余計に床がカビやすくなります。


そんなこんなで、作業時間は4時間でした。
まあ、この汚れでは早く終わったほうだと思います。
お客様も大変喜んでいただけました。
ビフォーアフターの変化が半端ないっす。
もう、自分ではどうしようもないという方は
早い段階でハウスクリーニング業者さんにご依頼下さい。
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山本