シンクの底の茶色いシミのような汚れは、意外とこすっても落ちないですよね。
ほとんどの場合は1つの洗剤で落とせます。
このブログでは、キッチンのシンクの茶色い汚れの落とし方をお教えします。
シンクの茶色い汚れですが2種類あります。
1つは錆び(サビ)で、もう一つはシンクに流した飲食物の成分がヌメリとなり乾燥した汚れです。
注意していただきたいのですが、錆びの場合は今回紹介するやり方では落とせません。
サビについては、簡単に説明しますとチオグリコール酸アンモニウムという液体をスプレーすれば紫色に変色したところが錆びという判断ができます。
サビ取りは次のリンクからどうぞ。
今回使用するシンクの茶色いシミのような汚れを落とす洗剤は、ドラッグストアやホームセンター、百円ショップにも売っています!
人工大理石の茶色いシミにも有効なお掃除なので是非参考にして下さい。
それではシンクの茶色い汚れの落とし方をお教えします!
シンクの茶色い汚れを落とす方法
今回この汚れをキレイにしていきます。

大変そうに見えますが本当に簡単です。
必要なもの
酸素(さんそ)系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
キッチン用スポンジ(柔らかいものが良いです)
酸素系漂白剤は100円ショップやホームセンター、ドラッグストアーでもよく売られています。
クエン酸や重曹などと並んで同じような袋に入っていることが多いです。
例えばこんな商品です。
当店のブログ「酸素系漂白剤」をご覧いただければどういう洗剤かわかると思います。
過炭酸ナトリウムは粉末状のものです。
注意事項
洗剤が優しいものなので特に注意することはありませんが、素手でさわると手がぬるぬるしてきます。
これは手のタンパク質に反応しているためです。
私は皮膚が非常に弱いので必ず手袋をしています。
手荒れをしやすい方は手袋をしましょう。
茶色い汚れの落とし方
一番手っ取り早いやり方です。
拍子抜けするほど簡単ですよ。
酸素系漂白剤の酸化力で汚れを落とす方法です。
真っ白な人工大理石のシンクにも使えますよ!
1.シンク全体を40℃くらいのお湯で濡らし酸素系漂白剤をシンクの底に振りかけ、1分ほど放置しましょう。
私はいつも調味料を振りかける容器に入れて使用しています。
真っ白になるほど振りかける必要はありません。
2.1分経ったらキッチンスポンジなど柔らかいもので酸素系漂白剤の粉末を茶色い汚れにこすりつけます。
ごしごし
シンクの底だけではなく、横の面もゴシゴシしちゃいましょう!
酸素系漂白剤には研磨力はないので、磨いて汚れを落とすわけではありません。
酸素系漂白剤が水と反応した時の酸化力で漂白をします。
3.半分きれいにすると写真のようになります。
おぉー!
さらに
ゴシゴシ
ほらほら
ほれほれ
すると...
スッキリとしましたね!
4.最後に必ず水かお湯で洗剤の成分をきれいに洗い流してください。
スッキリです!
酸素系漂白剤は弱アルカリ性洗剤なので、シンクには優しいと言えますがアルカリ成分を長時間放置すると変色の可能性もあります。
粉として残りますので、水かお湯でキレイに洗い流して下さい。
クエン酸などで中和をしないでくださいね。
クエン酸をステンレス製シンクに付着させたまま放置するとシンクが白くなる可能性があります。
最後に
いかがでしたか?
簡単にスッキリすると思います。
酸素系漂白剤はブログでも紹介していますが、様々な用途に使用できる優れものの洗剤です。
三角コーナーや、排水口の汚れ落とし、茶渋、コーヒー渋落としにも使用できます。
三角コーナーは、「三角コーナーの掃除方法は?塩素系漂白剤を使わなくてもできます」をご覧ください。
塩素系漂白剤のツンとした臭いが苦手な方には有効な洗剤です。
酸化力が弱いのでどうしてもこするという作業が発生しますが、体に優しい掃除方法です。
酸素系漂白剤は洗剤そのものであり洗剤の原料でもあります。
「ワイドハイターEX粉末タイプ」や「オキシクリーン」の原料にも使用されています。
ちなみに私はハウスクリーニングで重曹やクエン酸は全く使用しません。
唯一クエン酸は、自家製洗剤のベースとして使用したり、強アルカリの洗剤が誤って皮膚に付いた時の中和以外に使用することはありません。
みなさんがふだん目にするお掃除のサイトとは考え方が全く違うと思います。
私は消去法で現在のお掃除の方法にたどり着きました。
他のサイトが間違っているとは思いません。
ですが当店のサイトは実際にお客様のところで成果を出している掃除方法を紹介しております。
すこしづつ増やしてまいりますので良ければ他のブログもご覧いただければ幸いです。
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掃除の極み
スマイルクリーンなぎさ
山本